その昔 忘れられない言葉がある。
触れられる距離でもなく
言葉を交わせるわけでもなく
轟音と歓声が
水を打った様に静まった瞬間
会場に溶けていった声。
泣いててもいい 笑っててもいい
ノリがわからなくても 棒立ちでも
キミがキミなりに楽めるなら。
いつかまた
しんどくなったら
何度でもライブハウスに
逃げ込んでくればいい
ここがお前らの居場所だ。
この会場の扉を開けて出ていく時
ここに来る時より
心が軽くなっていたら
このライブは成功です。
この言葉は
私達にも通じるモノが
きっとあると思うから。
沙羅は不器用でも
必要とされ続ける限り
キミに手を伸ばし続ける。